著者:ジョン・K・マクベイ
単行本:96ページ
出版社:福音社
発売日:2023年6月1日発行
判型:A5判
聖書研究ガイド『エフェソの信徒への手紙』 2023年第3期
今期は、久しぶりに聖書の書巻(書簡)そのものを研究します。研究の対象は、パウロの獄中書簡の一つであるエフェソの信徒への手紙です。
パウロが第二次伝道旅行の最後に初めて立ち寄ったエフェソは、当時、ローマ帝国第四の大都市でした。さらに第三次伝道旅行の際、彼はこの町に3年間もとどまり、教会の強化に尽力します。
この書簡が記されたのは、パウロの最初の訪問から10年ほどあとのことのようです。エフェソの教会員は、「エフェソの洗練された都市文化と異教文化の中で、イエスの弟子であることの積極的な意味を見失って」悩んでいました。そこでパウロは、「教会の一員であることの喜びを回復させようとして」、書簡を書き送ったのです。
第1章を読むと、教会が、「キリストにあってすべてのものを一つにするという神の計画の中で重要な役割を果たしてい(る)」ことが強調されています。その役割を果たすために、クリスチャンがいかにふるまい、教会共同体がいかにあるべきかを、パウロは書簡の中で詳しく述べます。
個人として、あるいは教会共同体として、存在の意味に思い悩み、活気を失いつつあると感じているクリスチャンにとって、このガイドは有意義な学びの機会を提供するでしょう。
各課のタイトルは、以下のとおりです。
第1課 パウロとエフェソの信徒/第2課 キリスト中心の神の壮大な計画/第3課 御座に着かれたイエスの力/第4課 神はどのように私たちを救出されるか/第5課 人との和解/第6課 福音の神秘/第7課 一つのキリストの体/第8課 キリストを映す人生と聖霊による言葉/第9課 賢く生きる/第10課 夫と妻/第11課 キリストへの忠誠を実践する/第12課 立ち上がれとの呼びかけ/第13課 平和を勝ち取る/第14課 エフェソの信徒への手紙の中心